英語表現 Let me get this right.
みなさんお久しぶりです❗
今回はレッスン中に生徒さんからいただいた質問をご紹介いたします❗
Let me get this right.
「これ単語は簡単だけど意味がぜんぜん分かりません」と質問を受けました。
確かに難しい単語はないですよね❗
では、まずは直訳して、徐々に正しい意味を読み取りましょう。
「これが正しい状態を私に得させてください」
でも、これではピンとこないですよね(笑)
これは日常会話でちょこちょこ聞かれる表現で、話の内容がややこしかったり、きちんと整理をしたいときに
「これまでの話が正しく理解できるものになるように、私に言わせてください」
という意味だったり、
「今回のことが正しい状態になるように、私にやらせてください
(つまり間違いを正してきちんとしたい)」
という意味だったりします。以下でもう少し詳しく見てみましょう。
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★ 文法面から
・let
let + 人 + 動詞の原形は「(人に)〜させる」という使役動詞ですね。
「〜させてださい」と言っているので「依頼」している文ですが、動詞で始まっているので形式上は命令文です。
・get this right
上記の「動詞の原形」の部分にこれが使われています。
動詞の使い方が SVOC の第5文型の形を取っています。しかし、let me に続く動詞の原形の部分に使われているので主語が書かれていません。
「Let me + 動詞の原形(get )」+ 「getの後に続くもの this right」
文の内容から me にあたる「私」が get すると分かります。
V = get、O = this、C = right
この文型のときには、「O は C である」が成り立つと言われます。つまり this is right「この話は正しい」や this becomes right「この話が正しくなる」といいう関係が成り立ちます。
ここで get を絡めます。
「この話は正しい」を「手に入れる」というのは、
「今はよく分からない状態だけど、これ(this)を意味がきちんと通る(right)ような状態にする(get)」
ということです。これを let me「させてください」となるので、第1段階の意訳は
「これがちゃんと分かる内容になるように、私にやらせてください」
という意味です。
★ 意味の面から
let me get 〜 ですから「自分が get する」という意味なので、相手に説明を求めるというよりも「自分が話を分かりやすくする」ことをさせてほしいときに使います。
ここまでのことを考えると、 Let me get this right. を分かりやすい日本語に置き換えた場合には次のような表現が考えられます。
「ちょっと分かりにくいし、整理させて」
(これから言う内容について)「要するにこういうことかな」(と、話に入る前に言う)
(これから言う内容について)「こういうことだろ?」(と、話に入る前に言う)
この日本語からお分かりいただけたと思いますが、そもそも現状が「分かりにくい」ということを意味していて、これから自分の意見や考えを伝えるときに先に言うセリフだということが分かります。
最後に、この表現には「今まで間違ってきたけど、今回はきちんとやらせてほしい」という意味でも使うことがありますので、A = B のように意味を完全に固定化して覚えるよりも、それぞれの単語が持つ意味をしっかり捉えるようにしましょう❗
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では、次のブログでお会いしましょう❗
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